2019年9月10日(火)、あおば川ガール森ガールになろう!特別講座「あおば地産地消HACK!」を開催しました。

これは、昨年の特別講座「横浜の緑とまちづくり」に続くものです。 散策イベントでは市民団体や専門家からお話を聞いていますが、行政のお話を聞く機会はありません。そこで、「身近な自然は市民・団体・行政が一緒になって守り育てるものだから、ぜひ行政の取り組みを知る機会を設けたい」と、行政の方をお招きして座学も開催しています。

今回は「地産地消」に着目し、横浜市の取り組みを学ぶとともに、地元・青葉区で注目の地産地消プロジェクト「横浜あおば小麦プロジェクト」のお話を聞きました。


会場は、青葉台の「ベーカリーカフェCOPPET(コペ)」さんのカフェスペースです。

コペの代表・奥山さんは、この日のトピックスである横浜あおば小麦プロジェクトの発起人です。なんと当日は、小麦の生産者である 社会福祉法人グリーン から長谷川さんと佐野さんも来てくださり、豪華に3人のお話をお聞きできました♪

あおば小麦プロジェクトは、青葉区産の小麦を地元のいろいろなお店で少しずつ使って地産地消を広めていこうという取り組みです。あおば小麦は「さとのそら」という中力粉の品種で、小麦粉を使った料理なら何にでも合うというわけではありませんが、お店の方々はかねてから地産地消に関心をもっていたようで、それぞれ工夫してメニューに取り入れているそうです。ちなみにコペさんでは、北海道小麦と組み合わせてフランスパンをつくっています。

長谷川さんと佐野さんが今年収穫したあおば小麦を持ってきてくださいました!

参加者で香りを嗅がせていただきましたが、しっかりと香ばしい香り♪

グリーンさんは、小麦の活用に課題を持っていましたそうですが、このプロジェクトを通して自分たちが丹精込めてつくる小麦が地元のお店で使われることに大きな喜びを感じています。今年は生産量を3倍に増やしてプロジェクトの需要に応えました。

奥山さんからは、あおば小麦を広めることで「地元の小麦生産者を増やしたい」というお話がありました。地元には遊休農地の問題もありますし、農地が広くないので利益を出すのも困難です。奥山さんの話を聞いて、地産地消が地元のお店と農家が一緒に盛り上がるきっかけになればいいなと、強く思いました。

左から、佐野さん、奥山さん、長谷川さん。
奥山さんは、あおば小麦を使ったクラフトビールをつくって全国へ広めたいという夢も語ってくれました!

横浜あおば小麦プロジェクトのお話の後は、キッチンカー「コマデリ」さんのお弁当タイム。もちろん市内・県内の食材をふんだんに使ったお弁当です。

そのコマデリの小池さんからこの日、横浜あおば小麦プロジェクトへの参加表明がありました。小池さんの焼き菓子ブランド「トミーヤミー」で、とのこと。どんなお菓子ができあがるのでしょうか♪

お腹を満たした後は、いよいよ横浜市環境創造局農業振興課の渋谷さんと相川さんのお話です。

横浜市では、市内の農業全体を「横浜農場」 という一つの農場に見立てたプロモーションを展開しています。これは、生活圏に農地があるという農の身近さや、生産者と事業者、消費者の顔の見える関係など、横浜市の農の特徴を表現したものです。

市では地産地消条例を制定し、市内産農畜産物等のブランド化や、6次産業化の推進、食育との連携などを推進しているほか、直売所の整備やマルシェの運営、はまふぅどコンシェルジュの育成・活動支援、「よこはま地産地消サポート店」の活動支援、地産地消ビジネス創出支援を行なっているそうです。

市内産の農畜産物は市場に出回らず、多くは直売所や契約販売、学校給食などに回っています。そのためスーパーでは見かけませんが、直売所やマルシェ に行けば旬のものを新鮮な状態で手に入れられます。直売所の多い青葉区に住んでいると当たり前のように感じられますが、都市にいながらこんなにも農を身近に感じられることのありがたさを、お二人の説明で改めて感じました。

その後のフリートークでは、地産地消に取り組んでいる参加者から話題を提供していただきました。農福連携、はまふぅどコンシェルジュ、 よこはま地産地消サポート店(ちなみに、コペさんもサポート店!)、学校の授業での地産地消学習など多岐にわたり、「農が身近だ!」と実感しました♪

行政、生産者、事業者、消費者みんなで、横浜農業を形成する一員としてそれぞれの役割で地産地消を盛り上げていけたらいいですね。お話くださった皆様、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

p.s. 11月は地産地消月間です。